2010年06月11日
梅雨入リ前ノ快晴ニ詠メル
メール受けて 街の水面は 凪ぎたれど 夏にぞめきて ビル風揺れる
るい詠める
<読み>
めーるうけて まちのみなもは なぎたれど なつにぞめきて びるかぜゆれる
<意味>
メールを受信したら、街中にある水面は静かだけれども、夏に浮かれてビル風に [こころが] 揺らいでいる。
<解説>
第四句の「ぞめく」とは、「浮かれ騒ぐ」様子を表す語句で、漢字で書けば「騒ぐ」となる。
静かな光景が、ほんのちょっとしたきっかけで、異なる風景と化してしまう。と、書けば大袈裟だけれども。ビル風は吹いても、水面 [公園等にある池かなにかなのだろう] は静かという光景は、観る順番を違えれば、全く異なる光景となる場合もある [試みに、上の句と下の句の順番を入れ替えて読んでみれば宜しかろう]。
日中は歩けば額に汗するが、爽やかな気配を感じられる一日だった。週明けには、いよいよ梅雨入りとか。
(この項:たい)
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