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2010年07月16日

報道聴キテ詠メル

20100715.jpg
炎天に 不安の風は 凪ぎたるか 陽射し遮る 白雲湧きて

るい詠める

<読み>
えんてんに ふあんのかぜは なぎたるか ひざしさえぎる しらくもわきて

<意味>
炎天下、不安の風は止んだのだろうか。陽射しを遮る白い雲が湧いていて。

<解説>
今週は、全国各地から豪雨の被害が伝えられた。その中で、関東地方だけは、昨日から暑い陽射しが照りつけている梅雨明け宣言も、今に出るかもしれない。
そんな天候を詠み込んだ歌だが、この陽射しをこころから歓迎しているとは、必ずしも言えない。雲が湧けば、辺り一面は薄暗くなり、ざざっと激しい雨が降るかも知れないのだ。その昔は、そんな雨を夕立と呼び、それを雨上がり後の涼とともに夏の風物として数えたものだが、今は違う。ゲリラ豪雨ともなれば、新たな事故や災害をもたらすからだ。

(この項:たい)

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