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2010年09月24日

秋急イデ来ルヲ詠メル

20100923.jpg
褥にや 夏の遺り香 倦みて憂し 遥か轟く 秋雷の音

るい詠める

<読み>
しとねにや なつののこりか うみてうし はるかとどろく しゅうらいのね

<意味>
褥には、夏の残り香が遺っていて、怠惰で憂鬱である。秋の雷が遠くの方で鳴り響いている。

<解説>
今年の猛暑・酷暑もようやく終りらしい。今日は朝から激しい雨が窓を叩き、時折、雷鳴も鳴り響いた。ひと夏の想いに耽るよすがも気力も失せていると、秋は駆足でやってくる。肌寒いくらいだ。
初句の「」は「しとね」と読んで、平安時代 (Heian Period) あたりからみられる (Hemp) の寝具

(この項:たい)

posted =oyo= : 00:11 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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