conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« "no.174 massacre4killingtime" for sale | メイン | 『へんしん』ヲ詠メル »

2010年10月08日

後悔ノ歌ヲ再ビ詠メル

20101007.jpg
想い出づ 零れたみるく 濁れるを 仰ぎ観たりや 去年と同じ雲

るい詠める

<読み>
おもいいづ こぼれたみるく にごれるを あおぎみたりや こぞとおなじくも

<意味>
零れたミルクが濁っていた事を想い出している。去年と同じ雲を仰ぎ見ている。

<解説>
第二句の「こぼれたみるく」とは、英語のことわざの「It is no use crying over spilt milk.(こぼれたミルクを嘆いても何にもならない)」に準拠している。日本語のことわざでは「後の後悔先に立たず」とか「覆水盆に返らず」とかになると思う。
第三句での「濁れるを」から、当時、相当な後悔をしたと推測される。そして、今日はその一年前の時と、同じ様な気候。
今日は終日、爽やかな天気だったのだが、作者のこころは如何ばかりであったか。

(この項:たい)

posted =oyo= : 00:48 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/924

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)