2010年12月10日
秋ノ残リ香ヲ観ヤリテ詠メル
冬風に 散り遅れたる 銀杏かな 陽遮りて 黄金と輝く
るい詠める
<読み>
ふゆかぜに ちりおくれたる いちょうかな ひさえぎりて こがねとかがやく
<意味>
冬の風が吹く中、散り遅れた銀杏だなぁ。陽光を遮って金色に輝いている。
<解説>
ようやく本格的な寒さが到来したという実感があるここ数日、しかも今朝はこの冬初めての本格的な寒波が襲来した [個人的には決して喜ばしい事ではないのだけれども]。だが、まだ、ところどころに秋の気配も遺っている。いつもならば、すっかり落葉してしまっている銀杏並木も未だ健在。黄金色に葉々が輝いてる。それは美しい光景なのかもしれないけれども、その下を歩むモノにとっては、せっかくの冬晴れの陽光も隠されて、寒いばかりなのであった。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:56 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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