2011年01月14日
陽照レドモヲ詠メル
木枯に まちの水面は さざなめど 凍てつくままや きみのこころは
るい詠める
<読み>
こがらしに まちのみなもは さざなめど いてつくままや きみのこころは
<意味>
木枯が吹いて、わたしが待っている街の [中にある水辺の] 水面はさざなみが立っているけれども、あなたのこころは冷えきって、凍ったままなのだろうか。
<解説>
第二句「まちの」は、「街の」と「待ちの」の掛詞 (Double entendre)。街中にある水辺で、歌の主人公が「きみ」が顕われるのを待っていると解した。
第三句「さざなむ」は、ネット検索するといくつか使用例が発見出来るのだけれども、辞書的には認められない使用方法。造語 (Blend) の類で、名刺「さざ波」を動詞化したものだろう。
この一週間、寒い日々が続いているが、今週末はさらに冷え込み、地方によっては大荒れの天気になるという。お気をつけ下さい。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:30 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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