2011年02月11日
春来ル前ヲ詠メル
木枯が 誘ふ雪に 迷ふなと 大学の名を 掲げてひと立つ
るい詠める
<読み>
こがらしが いざなうゆきに まようなと だいがくのなを かかげてひとたつ
<意味>
木枯がもたらすであろう雪に路を迷うなと、大学の名を [書いたプラカードを] 掲げてひとが [受験会場への順路に] 立つ。
<解説>
受験シーズンである。
数十年前のぼく自身の体験によれば、この週末あたりから有名私立校の受験日程が並んだと記憶している。ぼく達の時代では、本命第一志望から滑り止めまで、高校や大学予備校の指導によって、5〜6校に絞り込まされたものだが、最近はどうなのだろう。
少子化だったり就職氷河期だったりと、ぼく達の時代と世の中は大分変わってしまったけれども、受験日当日の風景と、その中の点描である個々の受験生の行動や心象は、そんなに変わらないだろう。
今週末は大荒れの天気と予報されている。まずは、試験会場に定刻通りに到着するところから、既に試験は始るのかもしれない。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:46 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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