2011年03月04日
寒キ夜ノ雛祭リヲ詠メル
屋に独り 桃の小枝を 挿し活けて やよひさんがつ 凍えて眠れ
るい詠める
<読み>
やにひとり もものこえだを さしいけて やよいさんがつ こごえてねむれ
<意味>
部屋に独り、桃の小枝を [花瓶に] 挿し活けて、弥生三月に凍えて眠れ。
<解説>
口語訳の必要もない程に、単純な短歌だけれども、この歌の中に詠われた孤独感や寂寥感を味わうべき作品である。
昨日は久しぶりに晴天となったのだが、この寒さは、この寒さは、数日来のもの。と、いうか、晴間がのぞいている分、余計に寒い気がする。
桃の節句 (Hinamatsuri) で春はもうそこまで、と言いたいのはやまやまだが、まだまだ遠い春の一日である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 00:35 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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