2011年07月28日
夏ノ驟雨ヲ詠メル
駆け込むや 梢の下に 不意の雨 畳まれし傘も もどかしきかな
るい詠める
<読み>
かけこむや こずえのしたに ふいのあめ たたまれしかさも もどかしきかな
<意味>
不意に雨が降って来たので、梢の下に駆け込んだ。畳んだ傘を拡げる手間ももどかしい。
<解説>
颱風一過とは、いかないのが今週の天気。猛暑と熱帯夜とはしばらく無縁ではあるけれども、その代わりにじめじめとして蒸し暑い。そして、予告なく激しい雨が降る。こうなると、例え手許に傘があっても、先ずは雨宿りなのだ。しかも、その傘が折り畳み傘ならば猶の事である。
そして勿論、傘がなければ「本降りに なって出て行く 雨宿り」 [誹風柳多留] となるのである。それとも井上陽水 (Yosui Inoue) の『傘がない』を唄うのか。
欧米の不安定な情勢を受けての、円高 (Endaka) が今日も停まらない。
(この項:たい)
posted =oyo= : 23:45 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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