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2011年08月25日
残夏ヲ詠メル
床に臥し 心遺りか くらい朝 雨ほとほとと たたく音聴く
るい詠める
<読み>
とこにふし こころのこりか くらいあさ あめほとほとと たたくおときく
<意味>
心遺りでしょうか、暗い朝に床に伏したまま、雨がほとほととたたく音を聴いている。
<解説>
天候不順と言うと、大袈裟だけれども、雨が降ったり、急に寒くなったり、また暑さが復活したり、陽射しはなくても湿度がたかくて蒸したり、また雨が降ったその上に、颱風が接近してきたり。これまで、暑さに耐えてなんとか毎日をやり過ごしてきた身には、凄くこたえるのである。
まるで、短距離走 (Sprint) のつもりで疾っていたら、急に眼の前に様々なトラップがおかれて、障害物競走 (Obstacle Course) の様な様相を呈している [下手な比喩ですいません]。
「くらい朝」なのは、雨が降っているせいであり、「ほとほとと」音が聴こえるのはその雨が大粒のせいだ。しかし、その叙景が作者にある心象を描かせているのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 23:45 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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