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2011年10月06日

季節移リヌヲ詠メル

20111006.jpg
胸騒ぎて 独り凍えぬ 雨夜あけ 眩しからねや 秋の大空

るい詠める

<読み>
むねさわぎて ひとりこごえぬ あまよあけ まぶしからねや あきのおおぞら

<意味>
胸騒ぎがして独りで凍える様な雨の一夜が明けると、秋の大空が眩しくないだろうか(否、眩しいよ)。

<解説>
ここ数日の、冬の到来かと思わせる寒い日々の、まるでその締めを飾るかの様に終日、冷たい雨が降った。その雨も一夜あければ快い晴天である。季節はいつもそんなふうに移り変わるものだが、そのゆらめきにこころも穏やかではない場合もあるのだろう。個人的には、この季節、いつも体調を崩してしまう。秋晴れの気持ちのいい日に限って。
第四句は形容詞「まぶし」未然形 + 打消の助動詞「ず」已然形 + 反語を表す終助詞「や」。従って上記の様に反語 (Rhetorical Question) として訳す。

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:45 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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