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2012年04月19日

夜ノ回廊二囚ハレテ詠メル

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果てぬ夢の 狭間に陥ちて 動悸激し 闇明けぬままに 早や数日

るい詠める

<読み>
はてぬゆめの はざまにおちて どうきはげし やみあけぬままに はやすうじつ

<意味>
果てのない夢の狭間に陥ってしまって、激しい動悸がする。闇が明ける事なく早くも数日 [が過ぎてしまった]。

<解説>
所謂、木の芽時というものである。周期的に日々の寒暖が移ろい、しかも、一日の中でも温度差が激しい。そんな不安定な時には、得てして体調を崩したり情緒不安定になったりするものである [皆様もご自愛願います]。というところで妥協したいトコロだけれども、詠み方ひとつを変えれば、心象風景であるとしても、それを体感している本人にとっては、怪異譚にも恐怖譚にも、なりえてしまうのである。

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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