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2012年11月15日

寒キ夜ヲ詠メル

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降る星の 煌めき観えぬ 街の底 這ふ蟲喰ふ蟲 眠れぬ蟲も

るい詠める

<読み>
ふるほしの きらめきみえぬ まちのそこ はうむしくうむし ねむれぬむしも

<意味>
降る星の、その煌めきが観えない街の最下層には、這うモノも喰うモノも眠れないモノも [いる]。

<解説>
今週末は、しし座流星群 (Leonids) が見頃らしいが、それとは別の次元で(苦笑)、今朝はすこぶる寒かった
そんな今日の模様を詠んだモノ、とは限らないが、所謂天空ショーとは対照的な世界を呈示した作品。
下句に登場する様々な「蟲」は、原義的には、昆虫 (Insect) の他にも節足動物 (Arthropod) 一般や両生類 (Amphibian) 爬虫類 (Reptile) 等も指す。つまり、けもの以外の陸棲生物の謂いである。但し、この歌で描かれている「蟲」は、果たしてそれだけなのだろうか。
また、<意味>では便宜上、「いる」の語句で補完してみたけれども、それ以外の語句であっても勿論、置換可能であるし、それによって様々な解釈も可能と思える。

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:34 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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