2013年01月17日
去年ノ降雪ノ夜ヲ憶ヒテ詠メル
雪呼びし きみの訪ひ 憶ひ出ず なごりの雪も 融けて久しきに
るい詠める
<読み>
ゆきよびし きみのおとない おもいいず なごりのゆきも とけてひさしきに
<意味>
雪を呼ぶかの様に顕われたあなたの訪問を憶い出した。[去年の降雪の夜の事だから] なごり雪も融けて永い時が経過した筈なのに。
<解説>
成人の日の積雪は、まだ路のあちらこちらに遺っている。しかもそれらは凍って固まっているから、根雪と言うと大袈裟と笑われるかもしれないが、まだしばらくはそのままなのだろう。
そんな時にふと憶い出すのは、去年の冬の一夜なのである。その夜の思い出は、非常に印象深いモノなのだけれども、その時に降った雪は、恐らく、一夜明ければ融けてしまったのだろう。
そして、その夜の関係は永くは続かなかったのかもしれない。だが今年の冬の雪は、ご覧の通り。そして、今の自身の境遇は ...。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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