2013年03月21日
桜開花セルヲ詠メル
風吹くな 見上ぐるこころの 拠り処 春呼ぶ花か 春告ぐ花か
るい詠める
<読み>
かぜふくな みあぐるこころの よりどころ はるよぶはなか はるつぐはなか
<意味>
風よ吹くな、見上げるこころのよりどころがそこにあるから、春を呼ぶ桜なのだろうか、春を告げる桜なのだろうか [は、解らないけれども]。
<解説>
確かに「暑さ寒さも彼岸まで (No heat or cold lasts over the equinox.)」という言葉もあるし、実際に昨日は春分の日 (Vernal Equinox Day) だった。だけれども、いくらなんでも、今年の桜の開花宣言はあまりに早い様な気がする。
だから、ここ数日の暖かさも緩んで、今日は肌寒いくらいだけれども、まだまだ、桜には散って欲しくはないという心情が湧くのも、道理なのだ。
第2句「見上ぐるこころ」は、単純に桜を見上げて観ているだけではないのだろう。桜に託して、「春」とも言うべき朗報を待っているのではないだろうか。そんな、想いがそのまま下句に繋がるのである。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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