2013年05月02日
連休中日ヲ詠メル
朝な夕な 惑ふ吾をも 乗せたまま よせてはかへす 瓶詰めの文
るい詠める
<読み>
あさなゆうな まどうわれをも のせたまま よせてはかえす びんづめのふみ
<意味>
毎朝毎晩、迷っているわたしをも乗せたまま、[波打ち際で] 寄せては返す瓶詰めの手紙 [がある]。
<解説>
上の句を受けるのは、本来ならば、別のモノなのだろう。下の句は、心象風景であり、暗喩なのである。では、それは何かというと、掲載画像にある通勤電車かもしれず、日常的に交換されるメールの類いなのかもしれない。但し、どの様なものであろうとも、伝えたいモノ、伝えるべきモノ、さもなければ真意や本意とも呼ばれるべきモノが、作者の中にあるのだろうと解すべきなのではないか。結句の「瓶詰めの文」という語句を意識して解釈するのであるのならば。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:17 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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