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2013年05月09日
閨二人ヲ詠メル
きみの背に 指戯れに ふたりの名 寝息とまりて ののじののじと
るい詠める
<読み>
きみのせに ゆびたわむれに ふたりのな ねいきとまりて ののじののじと
<意味>
あなたの背中に指で、戯れにふたりの名を書こうとする。寝息が止まって [あなたが覚醒めたのかと想い] ののじののじと [書いてごまかす]。
<解説>
注釈は不用かと想われる。
だからこそ、あえて書くとすれば、結句は「"の"の字」を綴ったとも解釈出来るし、「ののじののじ」と綴ったとも、「〃 [単独ではノノ字点 (Ditto Mark) と読む]」と綴ったとも、解釈出来る。と、あえて指摘しても歌としての意味合いは変わらない。
むしろ、昔から「ののじ」と言えば、お見合いでの含羞の描写と相場が決まっているので、個人的には、なにをいまさら感がして仕様がないのだ。
と、そんな事をぐだぐだ想いながらネット上を漁ってみたら、こんなのがあった。
「尻で書くのの字そこらが白うるし」
「尻で書くのの字は筆の遣いやう」
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:34 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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