2013年06月13日
雨ノ夜ヲ詠メル
闇の外 たたく雨の音 水飛沫 濡れて悶えて 疼くも独り
るい詠める
<読み>
やみのそと たたくあめのね みずしぶき ぬれてもだえて うずくもひとり
<意味>
[自室の] 闇の外では、道路をたたく雨の音と [そこを走るクルマのたてる] 水飛沫 [の音が聴こえる]。[自室の闇の中では] 濡れて悶えて疼いていても独りぼっち [のわたしがいる]。
<解説>
歌に顕われている語句だけでは、意味が採り辛いので、上の様に適宜、語句を補ってみたが、如何だろうか。
台風3号は上陸せずに、このまま熱帯低気圧になるかと思われるが、それに刺激された前線の影響で、この時季らしい梅雨空が、[この地域では] ここ数日展開している。
そんな時節らしい、情緒不安定の、雨の夜を詠んだ歌、とあっさりと通りすぎるのは、作者にとって失礼なのか [性的なニュアンスも多分に感じられるのだけれども]。個人的には、体調が芳しくなくて、同調したりする余裕はないのだが。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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