2013年07月11日
熱帯夜ノ痴戯ヲ詠メル
抱かむと 言の葉滲む やさしさに 投げた枕の 後悔のその後
るい詠める
<読み>
いだかむと ことのはにじむ やさしさに なげたまくらの こうかいのそののち
<意味>
[わたしを] 抱こうとして言葉の端々に滲むやさしさに、 [不用意に] 投げてしまった枕に対する後悔とそれから後 [の出来事]。
<解説>
上の句だけ読むと、恋人の行為のその中に、思わぬ下心が透けて観えてしまったのだろうか。それに対する拒絶感と不信の念が、下の句の行為の原因となってしまったのだろうか。
そして、所謂、口より先に手が出る様に、やってしまった事に対する後悔の念と、それから後に起こったであろう、恋人同士の後始末を予感させる歌。
その原因を、昨日も今日もそして明くる朝も続くであろう、暑さのせいにしてしまってよいものなのだろうか。
とは、申してもまだ夏は始まったばかり、連日の茹だる様な暑さに、体調だけは崩さない様に。
ご自愛願います、です [と、書いておかないと、枕がここまで飛んできそうなので]。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:29 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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