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2013年07月25日

戻リ梅雨ヲ詠メル

20130725.jpg
果てぬれど 眠れぬ夜を また独り 汗と疲れを 襲せしままに

るい詠める

<読み>
はてぬれど ねむれぬよるを またひとり あせとつかれを かさねしままに

<意味>
[夜は] 明けてしまったけれど、眠れない夜をまた独りですごしてしまった。汗と疲労を重ね着したままで。

<解説>
今年の梅雨明けは例年よりも凄まじく早く来てしまい、しかもそのまま続いた一週間の猛暑が終わったと思ったら、今度は戻り梅雨だと言う。実際に、ここ数日、はっきりしない天気で、気温は低いものの、湿度が無性に高く、体力的にはかなり疲弊してしまう毎日である [地域によっては、全く異なった天候も続いてはいるのだが]。
そんな夜の、否、その翌朝を詠んだ歌。
初句「果てぬれど」は、上記の様に解釈したけれども、別の解釈の可能性もありそう。その場合、第2句以降の、寂寥感と疲弊感は、少し違ったモノとして、立ち顕われてるのかもしれない。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:45 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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