2013年08月22日
夜更ケテ詠メル
果てぬれば 好くも好かぬも 睦び言 月の光も 雨のにほひ
るい詠める
<読み>
はてぬれば すくもすかぬも むつびごと つきのひかりも あめのにおい
<意味>
終わってしまえば、好きも嫌いも、恋人同士の会話である。月の光の中にも雨の匂いがする様に。
<解説>
凄く大雑把に謂ってしまえば、終わりよければ総てよしと、謂う事になるのだろうか。それとも、恋愛の中にある、ややこしさを肯定的に捉えたと解釈すべきだろうか。何れにしろ、語義矛盾をそのままに包括してしまっているのも確かなのだ。
ちなみに、Googleのトップ頁で知った方も多いかもしれないが、今日はクロード・ドビュッシー (Claude Debussy) の誕生日。第4句に出てくるピアノ独奏曲『月の光 ベルガマスク組曲第3曲 (Clair de Lune, La Suite bergamasque lune no. 3』は、彼の代表的な作品である。
下句は単純に、ゲリラ豪雨に襲われるここ数日の気候を詠んだモノ、なのだろうが。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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