2013年10月31日
万聖節前夜ヲ詠メル
屍装束 菓子を頬張る 見知らぬ仔 紛れて廻はる 狐狸も水子も
るい詠める
<読み>
ししょうぞく かしをほうばる みしらぬこ まぎれてまわる こりもみずこも
<意味>
死装束をまとってお菓子を頬張っている見知らぬ子供がいる。[ハロウィーンに] 紛れて廻っている、狐も狸も水子も。
<解説>
今夜はハロウィーン (Halloween)。ぼく達が幼い頃はそんな行事は一切なくて、英語の教科書かなにかでそんな行事が欧米にあると習った記憶がある。それがいつのまにか定着してしまって、繁華街を歩けば、得体の知れない仮装に出逢う事も必至だ。
そんな行進に、恐らく子供会かなにかの催し物なのかもしれない、ホンモノ達が紛れているという設定の、歌。
なんとなく切なくなるのは結句のせいであるのだけれども、冷静に考えれば、ハロウィーン (Halloween) とは本来、そおゆうモノである。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:39 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1454