2013年11月21日
甘噛ミヲ詠メル
黒革の ひえひえとした うへに抱かれ 噛むは爪痕 紫のうへ
るい詠める
<読み>
くろかわの ひえひえとした うえにだかれ かむはつめあと むらさきのうえ
<意味>
黒革の冷え冷えとした [ソファーの] 上で抱かれ、噛む場所は爪の痕、紫色になった場所の上だ。
<解説>
これもコメントしづらい閨事を主題にしたモノ。特に解釈しづらい点はないモノとも想える。
敢えて指摘するとすれば、紫色に変色した爪の痕を噛むという事は、以前につくられた傷を責めるという事だから、後はむにゃむにゃむにゃ、各自の想像に委ねる事とする。
ただ、結句は紫式部 (Murasaki Shikibu) の『源氏物語 (The Tale of Genji)』のヒロインの名前でもあるけれども、勿論、原典にはそんな描写は一切ない。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:12 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1465