« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 94th. week vol. 2 |
メイン
| Cecilia Parker in “The Courtship Of Andy Hardy” »
2014年02月06日
音楽ノヤウニヲ詠メル
指の肚 漏るる嗚咽も 楽の音か 終章まぎわ カデンツァのとき
るい詠める
<読み>
ゆびのはら もるるおえつも がくのねか しゅうしょうまぎわ かでんつぁのとき
<意味>
指のはら[が触れて] ふと漏れてしまう嗚咽の声も、演奏の一部だろうか、終章間際にカデンツァがはじまる。
<解説>
初句「指の肚」がこの歌のどこにかかってどんな働きをするのかは、よく解らない。よく解らないなりに、一番、妥当性があって無難なモノに上では解釈してみた。
結句にある「カデンツァ (cadenza / Kadenz)」は音楽用語で、独奏協奏曲 (concerto / Konzert) に於いて、当該の独奏楽器の奏者が、即興的に演奏 (ad lib / Improvisation) する部分の事。この間、伴奏者であるオーケストラ (orchestra / Orchester) は演奏しない。
クラシックに関しては不案内なので、これ以上の事は言及出来ないのだけれども、上の辞書的な解説を読むだけでも、カデンツァ (cadenza / Kadenz) が演奏者にとっても聴衆にとっても、クライマックスであろう、というのは解るだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:07 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1523