2014年05月29日
入梅前ノ夜ヲ詠メル
かへりみち 宵に並ぶや 同心円 裏返へして追ふ 影踏みあそび
るい詠める
<読み>
かえりみち よいにうかぶや どうしんえん うらがえしておう かげふみあそび
<意味>
帰宅時に、 [街灯によって] 宵闇に浮かぶ同心円が並んでいる。[影を追うのではなく、その灯りを] 追うのは裏返しになった影踏み遊びである。
<解説>
梅雨入りはまだで、例年よりも遅くなると謂う。それでも、ここ数日、真夏の様な暑い日が続いている。空気が乾いているから、まだまだ過ごしやすい心地良さとも謂える。
陽は延びて、帰宅時間となっても、まだ明るいのかもしれない。そんな最中にぽつぽつと街灯の灯が灯る。多分、大通りから外れた一角の住宅街、人通りも少ないのであろう。
いくつもいくつも灯る街灯の灯りの下を、それを追う様に、帰宅する。その光景。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1618