2014年06月19日
髪切リテ詠メル
梳る 櫛のその先 尋ね倦ぐね 溜息ひとつと 髪ぱっつん
るい詠める
<読み>
くしけずる くしのそのさき たずねあぐね ためいきひとつと かみぱっつん
<意味>
梳っている時に、櫛が想い通りに通らないので、溜息をひとつして、前髪ぱっつんにしてしまった。
<解説>
個人的な事だけれども、酷い癖毛なので、梅雨 (East Asian Rainy Season) のこの時季は、悲惨なのだ。普段から、どこぞの名探偵の様に自身の髪を搔き毟る癖があるのがこの時季、さらに酷くなる。
と、謂う様な事と同種のモノとして、この歌を解釈していいものだろうか。
第2句第3句は巧い具合に逐語訳出来ないので、上の様なモノにしてみたモノの、それで意を尽くせたのかと謂うと甚だ疑問である。
また、同様に、第4句を髪を切る前の行為と解したが、その逆の可能性もないではない。
タモリ (Tamori) の「髪切った (Did You Get A Haircut?)」ではないけれども、ヘア・スタイルを変えてみました、イメージ・チェンジを謀りました、それ以上の深い理由があるかもしれぬ故に、男性の身としては、そう易々と、尋ねられるモノでもないのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:36 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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