2014年08月07日
夏ノ白日夢ヲ詠メル
眩しさに ぶらんこ揺れて 居ぬ母娘 滲む闇の陽 おともない
るい詠める
<読み>
まぶしさに ぶらんこゆれて いぬははこ にじむやみのひ おともない
<意味>
太陽の眩しさに [眼が眩んでいると] ぶらんこが揺れていて [さっきまで居た筈の] 母娘も居ない。闇の太陽が滲んできておともしない。
<解説>
上の<意味>は、多分こんな叙景を描いたのだろうと、謂う推測の許で綴ってみたのだけれども、果たして、これで意が尽くせているのかどうか。
合理的に納得のいく様なモノに解してみたけれども、不条理な非合理的な、さらに謂えば、怪奇現象かなにかの様なモノに解せなくもない。
そんな解釈を助長させる事になる、一番不可解なのは第4句「滲む闇の陽」なのだが、映像的には、辺りの光景が目眩かなにかで不意にネガ反転した様に観えたと解しているのだけれども、読むモノの解釈次第で、如何様なモノにもなり得よう。
今日は立秋 (Liqiu)、秋立つとは謂え、いつも以上に暑い。ご自愛願います。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:06 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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