2014年09月18日
暇潰シヲ詠メル
ソリティアの 配る手札を 待つあひだ いつてはかへる あることなきこと
るい詠める
<読み>
そりてぃあの くばるてふだを まつあいだ いってはかえる あることなきこと
<意味>
ソリティアのカードが配られているのを待つ間に、ああでもないこうでもないとあることないこと逡巡している。
<解説>
PC上のゲームのひとつでもあるカードゲームのソリティア (Solitaire) は、恐らく、誰でもやった事があるだろう。その時の、と謂うか、それをしながら何かを待っている際の心情を詠んだ歌。
画面上は、さくさくと次から次へと展開する一方で、それともそれ故だろうか、意外と、考えを巡らせる時間はあるモノなのだ。だからと謂って、それが建設的なモノであったり発展的なモノであったりする事は殆どないのではないだろうか。
ちなみに、ぼく達がソリティア (Solitaire) と呼んでいるゲームの正式名称はクロンダイク (Klondike)、ソリティア (Solitaire) とは独り遊びのゲームの総称である。
第4句「いつてはかへる」は、<読み>にある通り「行っては帰る」の謂いだろうがカードゲームからの連想で「何時、手は変える」と読めなくもない。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:10 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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