2015年01月01日
元旦ヲ詠メル
朝まだ来 みちゆく笑ひ きこゆれば わがみのおもみで つぶれをる乳
るい詠める
<読み>
あさまだき みちゆくわらい きこゆれば わがみのおもみで つぶれおるちち
<意味>
まだ夜が明け切らぬうちから、道行く人々の笑い声が聴こえてくれば、それ自身のおもみでつぶれている乳房がある。
<解説>
上句で描写されているのは、恐らく、初詣に向かう往来の描写だろう。そして、その一方で、として対比する様に述べられているのが下句で、これは自身の描写。
自重で乳房が潰れるのは、恐らく、仰向けになっているからであろう。
覚醒めたばかりなのか、それとも、床に入ったばかりなのか、それは如何様にも解釈出来る。と、同時にそこに、寝正月に代表される怠惰な生活や心情を読み取る事も、新年からの連想から加齢と身の衰えを読み取る事も可能だろう。
と、いうわけで、本年も宜しく御願い致します。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:17 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1777