2015年01月15日
冬ノ嵐ノ日ヲ詠メル
めのまへで 扉しまるや 朝の景 折畳みひとつ おもしといへど
るい詠める
<読み>
めのまえで とびらしまるや あさのけい おりたたみひとつ おもしといえど
<意味>
眼前で扉が閉まる朝の出勤の景色、折畳傘1本分 [いつもより] 重いとはいえ。
<解説>
今日の午前中はもつ様に聴いてはいたが、9時ぐらいからもう、あやしい模様となっていった。
予報によれば、今夜から明日にかけて太平洋側では荒れる天気となると謂う。そんな予報を聞いていれば、朝の出勤時に雨具は用意するべきモノで、その結果、いつもよりも行動が一瞬、遅くなる [尤も本来ならば逆に早め早めの行動をすべき場合なんだが]。
と、謂う様な事が原因であるとは断言出来る訳ではないが、作者は電車かもしくはエレベーター1本に直前で乗り遅れてしまう。
誰しもが経験がある事だからなのか、個人的なある1日の体験であるのにも関わらずに、第3句「朝の景」で、一挙に視点を遠くに引いて描いてみせている。
もしかすると「朝の景」は「朝の計」の謂いでもあって、思い通りにいかないその様を描写したのか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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