2015年02月26日
車内デ詠メル
靴ぬいで 少女の指は いとけなく 描く夢のま 結露ながるる
るい詠める
<読み>
くつぬいで しょうじょのゆびは いちとけなく えがくゆめのま けつろながるる
<意味>
靴をぬいで [座席にあがった] 少女の指はおさなくて、描いている夢の間でも結露が流れてゆく
<解説>
電車かバスの光景だろう。暖房で暖かくその上、今日の様に湿度がある日は車窓に結露が出来る。そして、そこをカンバスにして幼女が絵を描き始める。
第4句「描く夢のま」の「ま」は"間"と謂う文字が充てられるのだろうが、そこは時間を指す意味にも空間を指す意味にも解釈可能だ。
第3句「いとけなく」は"幼い"や"あどけない"と謂う意。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:45 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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