2015年09月17日
料理シテ詠メル
降る雨に 和するが如く バターとけて 青菜のあおと かけた色
るい詠める
<読み>
ふるあめに わするがごとく バターとけて あおなのあおと かけたいろ
<意味>
降る雨の音に調和する様に [ジュウっと音をたてて] バターが溶けて青菜の青色と足りない色
<解説>
上句は、字義どおりに解釈できるから、問題ない。
窓外から聴こえる時折ザッと降り込む雨の音と、フライパンに投下したバターのたてる音がよく似ていると謂う意味だ。
問題は下句で、特に結句「かけた色」をどう解釈するか。上の<意味>では、バターが黄色で、青菜が青色だから、人参の様な赤色系の食材の不在と解してみた。
だけれども、その一方で、ソースの様な、青菜の上にかけた食材の色と解す事もまた可能なのだ。
と、するとこれは掛詞なのだろうか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1940