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2015年12月03日
冬空ノ下デ詠メル
いつはりも 灯影のむかふの 窓にあらば 絵に描いたやふ しあはせのいへ
るい詠める
<読み>
いつわりも ほかげのむこうの まどにあらば えにかいたよう しあわせのいえ
<意味>
偽りも [室内を照らす] 灯影の向こうにある窓に照り映えるのならば、絵に描いた様な幸せの家 [に見えるだろう]。
<解説>
第三者の視点とその内情は全然、違う。大雑把に解釈するとそんな趣旨の歌。
そんな歌が詠めてしまうのは、詞書にある様に、寒いこの時節だから。しかもクリスマスを迎える師走の夜だから。
つまり、この歌は第三者の視点であるからこそ詠める歌であって、窓の向こうの灯影の下の実際は、実は作者の推測なのである。
ふと、スージー・アンド・ザ・バンシーズ (Siouxsie And The Banshees) の『ハッピー・ハウス (Happy House)』 [アルバム『カレイドスコープ (Kaleidoscope)』収録 1980年発表] を想い出す。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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