2016年01月28日
微熱ヲ詠メル
うす闇に くすり3錠 しろい色 睦月のすへに 降る雨がごと
るい詠める
<読み>
うすやみに くすりさんじょう しろいいろ むつきのすえに ふるあめがごと
<意味>
うす闇に薬3錠の白い色が映えている。1月の末に降る雨の様に。
<解説>
上の句は情景描写で、下の句はそれを直喩したモノだ。
とは謂うモノの、直喩と謂ったのは"如"と解する事が可能な文字面がそこにあるからであって、果たして直喩としての機能を果たしているのかは、甚だ疑問が沸くところではある。
今週末は予報では、天候が崩れる模様ではあるが、1週間前の様な雪にはならず、雨だと謂う。
この1週間の寒さはしんにこたえるモノではあったが、やはり暖冬なのだろうか。
詞書にある微熱が発病の兆候なのかどうかが曖昧である様に、この時季の雨もまた曖昧、白い錠剤もおそらく曖昧な存在なのだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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