2016年07月14日
梅雨明ケ間近ニ詠メル
信号機の 影ひとすじに くろぐろと ひと並びてをり 炎天の昼
るい詠める
<読み>
しんごうきの かげひとすじに くろぐろと ひとならびており えんてんのひる
<意味>
信号機の影一筋の下に黒々と人々が並んでいる、炎天下の昼に。
<解説>
今月に入ってから、うすら寒い雨天の日と猛暑日がローテーションを組んでいる様な気がする。体調管理も甚だ難しい。今回の歌は、後者を詠んだ歌。
この時季、交差点で信号を待つ人々は皆、その後方、建物の影で待って、強い陽射しを避けている場合が殆どだが、場所や時間帯によってはそれすらも叶わない場合もある。だから、ほんのすこしでも日影に入ろうと、信号機がつくる細い影の下に人は並ぶ。
そうなのだ。まだ梅雨も明けていないのだった。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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