2016年09月01日
長月朔ニ詠メル
校門の とも呼ぶ少女の こゑ真似び 君にひそかに おういとささやく
るい詠める
<読み>
こうもんの ともよぶしょうじょの こえまねび きみにひそかに おういとささやく
<意味>
校門で友人に呼びかけている少女の声を真似して、あなたにこっそりとおういとささやきかける。
<解説>
今日は9月1日で、ところによっては若干の異同はあるだろうけれども、2学期の始業式、夏休みの終わりである。そこでみた光景にある、溌溂とした若々しさを真似して、自身の恋人に囁きかける。と、謂う事は、作者のすぐそばにその人物がいる訳だ。年齢も、状況も全く違うのにも関わらず、その所作を真似ると謂う事の意義を考えてみよう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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