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2016年09月08日

颱風一過ヲ詠メル

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下駄の歯と 濡れそぼちたる 不意の雨 朱塗りの門の 不甲斐なきこと

るい詠める

<読み>
げたのはと ぬれそぼちたる ふいのあめ しゅぬりのもんの ふがいなきこと

<意味>
下駄の歯と一緒に濡れそぼっているわたしは不意の雨にあったのだ。神社の朱塗りの門も不甲斐ない事だなあ。

<解説>
今日は終日、荒雨なのかと思ったら時折、陽射しも射す。上陸が危惧された台風13号温帯低気圧 (Extratropical Cyclone) に変わった為らしい。とは謂え、不意に激しい雨がしのつく事もある。
そんな天候に相応しい歌なのだろうか。
下駄の歯と謂えば、天気占い のアイテムであって、それを神社の境内で行っていると謂うのは、天候も含めてのなんらかの願掛けも兼ねての事なのだろうか。せっかくの祈願も無駄になってしまったと謂う無念の心持ちと、苦しい時の神頼み (Danger Past, God Forgotten) [そしてそんな時に限って神様は無残にもそんな祈りを見放してしまう]。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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