2016年09月15日
喧嘩シテ詠メル
いえをいでて ちいさきその名 もどりはし 握つた傘を とじるそのとき
るい詠める
<読み>
いえをいでて ちいさきそのな もどりはし にぎったかさを とじるそのとき
<意味>
家を出て、小さい橋の名前は戻り橋と謂う。握った傘を閉じるその時に[辿り着いたのは]。
<解説>
第3句「もどりはし」をネットで検索すると出てくるのは、京都 (Kyoto City) にある一条戻橋 (Ichijyo Modoribashi)。幾つかの伝承がある橋だが、恐らくそれとは関係ない。
詞書からの類推で謂うと、今の自身にある逡巡や後悔を具象化したモノなのではないか。下の句も、天候の変化を描写しただけではなく、これも自身の心情を暗喩したモノと解す事も出来る。つまり、泣き止んだ、と。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:25 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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