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2016年10月20日

機械ヲ詠メル

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老ふてけふ こごめをる背の きわにみゆ あかいひかりの 名を問ふその声

るい詠める

<読み>
おうてきょう こごめおるせの きわにみゆ あかいひかりの なをとうそのこえ

<意味>
老いて今日、屈めている背の輪郭にみえる赤い光の名称を問うその声 [もまた老いている]。

<解説>
詠われている情景が実は、よくわからない。
第2句「こごめをる背」とは誰の事なのか。少なくともその「きわに あかいひかり」がみえているのだから、作者自身の事ではない、と考えられる。
では、結句「名を問ふその声」は誰のモノなのか。「こごめをる背」をした人物のモノなのか、作者自身のモノなのか、それともそれ以外の第3者のモノなのか。
ここでは取り急ぎ、上の様に、作者自身のモノと解して結句の後に語句を補ってみたが、勿論、これとは異なる解釈もあるだろう。
第一に、初句「老いてけふ」が、どの人物に対しての形容なのかも不明なのだ。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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