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2016年11月10日

殴リタキ日ヲ詠メル


ごろりと謂ふ レンチの重みと きみの嘘 ふたつならびて 木枯らしのふく

るい詠める

<読み>
ごろりという れんちのおもみと きみのうそ ふたつならべて こがらしのふく

<意味>
ゴロリと音をたててレンチの重みときみの嘘 [がある]。そのふたつが並んだところに木枯らしが吹いている。

<解説>
昨日は木枯らし1号 (The First Wintry Wind) が吹いて、冬の到来を告げている。3日前は立冬 (Lidong) だ。今年は秋ってあったのだろうかと思える程、ここ数日の寒さだ。
と、季節ネタで誤魔化しているのは、この歌に滲む殺意が怖ろしいから [笑]。
工具であるレンチ (Wrench)
は確かに重いが、嘘は軽い。このふたつが何故、「ふたつなら」んで等価なのかと謂うと、やっぱり、その軽い嘘でさえ、つかれた側からみれば、重たいのだと謂う事なのだろうか。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:19 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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