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2017年05月18日

看護シテ詠メル

20170518.jpg
巻きとらば くすみて映ゆる たなごころ 夏の陽うけて 包帯のいろ

るい詠める

<読み>
まきとらば くすみてはゆる たなごころ なつのひうけて ほうたいのいろ

<意味>
巻き取るとくすんでみえるのは掌である、夏の陽射しを受けた包帯の [白い] 色で。

<解説>
左脚が肉離れ (Strain) した。歩くと痛い。少なくとも1週間は、湿布 (Cold Patch) を貼って養生するしかない。日に3度、張り替える。そのタイミングにたまたまいたので、交換してもらった。その時を詠んだ歌だ。
なんとなく機嫌が悪いのは、介抱されている怪我人の事ではなく、介抱する自身 [の身体のごく一部] を詠んでいる事だ。
一読、包帯 (Bandage) の白さを詠んでいる様にみえて、実は自身の掌の白さが主題の様にみえる。
と、卑屈になってしまうのも、それだけ今のぼくは不自由である、と謂う事なのだ。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:19 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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