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2017年06月01日

水無月ニ詠メル

20170601.jpg
白光に にじみてそのひと かへりゆく ためらひもなく 石突のあと

るい詠める

<読み>
はっこうに にじみてそのひと かえりゆく ためらいもなく いしづきのあと

<意味>
白い光の中ににじんでそのひとは帰ってゆく。[その帰り際は] ためらいもなく石突の跡 [だけが残っている]。

<解説>
結句「石突」は傘の部位で、その先端部分 [詳しくはこちらを参照の事]。
その石突 (Ferrule) の跡が遺っていると謂う事は、それが接している地面が柔らかいのか、それともそれが濡れている場合である。
[前者の場合に関しては叙景が上手く想い浮かべられないのだが] 後者の場合ならば今まで降っていた雨が上がって晴天となったと謂う叙景は考えられる。
昨日までの30度近い晴天から一転、今日ははっきりとしない天気で少し蒸し暑い。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:13 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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