2017年08月31日
さいえんすふぃくしょんデ詠メル
くもの間に きみのこころは かぐやひめ この惑星で はじめてみる月
るい詠める
<読み>
くものまに きみのこころは かぐやひめ このわくせいで はじめてみるつき
<意味>
雲の合間に [浮かんでいるのをみると] あなたの心はかぐや姫 [の様だ]。この惑星ではじめてみる月 [がある]。
<解説>
詞書にある通り、『竹取物語 (The Tale Of The Bamboo Cutter)』に登場するかぐや姫 (Kaguya-hime : Princess Kaguya) の心境を推し量って詠んだ歌と謂うよりも、彼女の様な地球外生命 (ET : Extra-Terrestrial) を想定して詠んだ歌なのであろう。
と、綴ると奇矯な作品に思えてしまうのだが、その様な設定をもっと抽象化して詠んでみれば、阿倍仲麻呂 (Abe No Nakamaro) の『あまの原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも (While gazing up into the sky, / My thoughts have wandered far; / Methinks I see the rising moon / Above Mount Mikasa / At far-off Kasuga.)』にも通じる望郷の歌と解釈は可能なのだ。
勿論、トミー・リー・ジョーンズ (Tommy Lee Jones)が出演するCM、サントリー ボスコーヒー (Suntory Boss Coffee) の地球調査シリーズ (Alien Jones Series) を思い起こしても良い。
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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