2017年09月07日
夏ノ終ハリニ詠メル
憂しをりに 苦味ばかりか 珈琲の 窓のむかふに 不確かなあめ
るい詠める
<読み>
うしおりに にがみばかりか こーひーの まどのむこうに ふたしかなあめ
<意味>
憂鬱な際に [味わうのは] コーヒーの苦味ばかりなのだろうか。窓の向こうにみえるのは不確かな雨である。
<解説>
暑い日と肌寒い日が交互にやってくる。しかも、一日の気温の落差も激しい。猛暑日とは別の意味で体調管理が難しい。
勿論、天候もはっきりせずに、終日どんよりとした時間ばかりが過ぎてゆく。
確かに夏はもう終わりなのだろうが、だからと謂って、秋の訪れを感じている訳ではない。
結句が、そんな曖昧な日々の曖昧な感興を告げている様な気がする。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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