2017年10月26日
雨ヤミテ詠メル
濡れて散り 野分の風の なごりかな ゆくて阻むや みどりの掌と掌
るい詠める
<読み>
ぬれてちり のわきのかぜの なごりかな ゆくてはばむや みどりのてとて
<意味>
濡れて散ったのは、颱風による風の名残なのだろう。[わたしの] 行き先を遮るのは、緑色の掌々 [の様な樹々の葉なのだ]。
<解説>
先週末は台風21号 (Typhoon Lan) が上陸したと思ったら今週末には台風22号 (Typhoon Saola) のおそれがあると謂う。もう110月も末なのだけれども。
ぼくの棲んでいる地域で謂えば、台風21号 (Typhoon Lan) の最も激しい雨は深夜に通過したが、翌朝の風は酷かった。
紅葉の時季はまだまだ先の事だけれども、多くの葉々が散り、吹き溜まりに吹き溜まっていた。
これらの葉々を総称してなんと呼べば良いのか解らない。濡れ落ち葉 (Wet Fallen Leaves) と謂う一見、便利な語句もあるにはあるが、イメージとしてはその葉々の色は茶色い。落葉した結果、濡れたモノを指している様に思える。
歌はおそらくその叙景。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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