2017年12月28日
歳末ニ詠メル
賑わふて むくろに似たるが 師走の陽 ならぶ轡を まぶしくさせり
るい詠める
<読み>
にぎわって むくろににたるが しわすのひ ならぶくつわを まぶしくさせり
<意味>
賑わいをみせている [街角に] 髑髏に似ているものが師走の陽光を [浴びて] 並んでいる轡をまぶしくさせている。
<解説>
おそらく歳末の繁華街にある駐輪場の光景。第2句「むくろに似たる」とは、自転車の比喩だろう。
第4句「轡」は本来は馬具の一部をさす言葉で、上の<意味>ではそれをそのまま流用したが、ここでは自転車の前輪部分をさしている。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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