2018年01月25日
雪溶トケテ詠メル
みち濡れて 凍ゆるおもひを いかでせむ ミトンのなかの こころもとなき
るい詠める
<読み>
みちぬれて こごゆるおもいを いかでせむ みとんのなかの こころもとなき
<意味>
[雪がとけて] 道路が濡れていて凍える思いをどうしよう、ミトンの中の頼りない[指は]。
<解説>
この月曜日に降った雪は、流石に大通りでは影もかたちもないが、一旦、そこから裏通りに入れば、まだまだあちらこちらに残っている。ときどきドサリとおおきな音がするのは、屋根に積もった雪の塊が落ちてきたのだろう。
そして今日はその月曜日以上に寒い。約50年ぶりの寒さだと謂う。
第3句「いかでせむ」は、推量の意を表す副詞「いかで」 + サ行変格活用"す"未然形 + 意志の助動詞"む”終止形。
結句「こころもとなき」は、形容詞ク活用連体形なので、上の様に名詞を補って解釈する必要がある。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:19 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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