2018年03月08日
雨ノ朝寒キニ詠メル
気がかりを そのままにして 年度末 露先うかぶも にじみて落つる
るい詠める
<読み>
きがかりを そのままにして ねんどまつ つゆさきうかぶも にじみておつる
<意味>
[多忙の故] 気がかりな事をそのまま放置しているのも年度末 [だからである]。[その気がかりが] 露先に [雨粒の様に] 浮かぶが、にじんで落ちてしまう。
<解説>
第4句にある「露先」とは傘の部分の名称であって、傘の骨の先端にある、傘の生地を結びつける部分の事である [こちらを参照の事]。
雨の降る中、傘をさせば、生地の上に落ちた雨粒はその部分へと流れ、そこから落ちていく。その有様に、自身の心情を反映させて詠んだ歌。
ちなみに確定申告 (Filing Tax Returns) 提出の締切日は、今月の15日である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/2481