conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 313rd. week | メイン | Rough And Ready »

2018年04月26日

内出血シテ詠メル

20180426.jpg
一輪は しらぬぞんぜぬ 腿のうら あかくにじみて 濁つて咲くや

るい詠める

<読み>
いちりんは しらぬぞんぜぬ もものうら あかくにじみて にごってさくや

<意味>
一輪 [の花の様に] わたしのしらないうちに、腿のうらにあかくにじんで濁った色をして咲いている。

<解説>
どこかのかどにぶつけたのだろう。そう思いたいところだが、とんとそんな記憶はない。しかも、よくよく考えれば、一体どうやれば、そんな場所を傷つける事が出来るのだろうか。仮に、寝惚けた折の事だとしても、そうやすやすと、そこを痛める事は不可能に思える。
と、謂う様な経験はないだろうか。
もしかすると、閨事の真っ最中の出来事?
いや、もしかすると、恋人にそれを見咎められて、あらぬ疑いが生じているのだろうか?
どうしても、他者としては下衆な勘ぐりへと向かってしまうのだけれども。
第3句「腿のうら」は"桃"との掛詞? ぢゃないよね。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/2507

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)