2018年06月07日
梅雨入リテ詠メル
あめのねと 湯殿のむかふの その音も ことばすくなに きみの背がゆへ
るい詠める
<読み>
あめのねと ゆどののむこうの そのおとも ことばすくなに きみがせのゆえ
<意味>
雨の降る音と浴室の向こうから聴こえるその音は、言葉少ないきみの背中が語っているから
<解説>
昨日、梅雨入りした。その数日前の、真夏を想わせる暑さが一転、肌寒い程であった。今日は午後から晴れて、暑さもぶりかえす。そんな天候の繰り返しが続いて、今夏を迎えるのであろうか。
聴こえるのは雨の音と入浴の音、そして後者の主は黙して語らない。と、謂う事はすぐ解る。解るがそこからなにを読み取ればいいのか、どんな感興を得ればいいのかが、なんとなく得心がいかない。上に綴った<意味>も、果たしてこれが妥当や否やは自信がない。
季節の変わり目、そして嫌でもくる夏への怖れ、なのであろうか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 19:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/2530